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花火慕情

20080731131027
ついに始まってしまいました。

桜の季節は花見に、
夏は花火に。
風物詩に目のない私には、ほんと忙しいシーズン到来です。

写真は携帯で頑張って撮った足立の花火です。

川風が涼しく、開けた視界がなかなかの穴場。

私の設定した、
毎夏の花火ノルマは五回。

連れがいなくても、
遠くでも、
体が空けば、矢も盾もたまらず、いそいそ向かってしまいます。

以前、日本三大花火の一つ、長岡へも一人で乗り込みました。

ツテを駆使してなんとか宿がとれたので、帰りを気にせず、心ゆくまでゆったり眺めることができました。

そぞろ歩く町の人達と、川をはさんでの風景ののどかさがよかったです。

山下清の絵のような。

東京のビルの谷間に咲く花火。
あれはあれで完成形だと思いますが。

都心のは、みんな帰りの混雑を控えて、なんか殺気だってますよね。

ラッシュで風情も余韻もかき消されてしまう。

熱海の海や、
鎌倉の浜、
ローカル線越しに見た昭和記念公園など、印象深いです。

板橋の花火もよかった。

川原で見たこともあるのですが、通の方には車窓からもお薦め。

夜景を従えた黒い川を、電車で何往復もして、あっちの窓から、こっちのカーブから、流れてくるような花火を臨みました。

まるでパノラマをくぐるような、不思議な感覚にとらわれたのを覚えています。

花火を掲げるための背景も大切。

記憶の残し方に、一役も二役も買ってると思います。

それから、忘れられないのは、
秋に開催した調布の花火です。
台風か、大雨で繰り越しになったのでした。

すっかり肌寒くなった夜風の中、
ショールとあたたかい缶のミルクティをお供に。

なんだかしんみり、せつない感じがして。

多分、意識して秋っぽく構成を変えたのではないでしょうか。

紅葉を思わせる、
茜色やいちょう色の錦絵のような花火が続き、
秋の胸にしーんと響きました。

素敵でした。

毎年、この時期でいいんじゃない?とおもう位。

そうなんです。

構成ってとても重要なんです!

色と、ボリュームと、迫力と。
順番、割り振り、重々考えて頂きたい!

秩序なく、目につくものから打ち上げてるようなごちゃごちゃ花火、
あれってどうですか?

もっとこう、
徐々に、
叙情を焚き付けてくださらないと…

そう、全てはクライマックスのために!!

ラストはやっぱりしだれ柳。

あふれてあふれてあふれるその上に、
惜しみなく、これでもかの火薬投入。

爆音。

フラッシュ。

ばらばらと音をたて、降りしきる炎の粉末。

闇を沈みながら、
またたきながら、
朽ちてゆく残像。

―絶煙

…そんな感じで、見終わった後、
空っぽになるような花火がすきです。

今年、初めて、大阪PLの花火に行く予定です。
一度味わってみたかった。12万発。
度がすぎる。

あぁ、音に打たれ、炎降る夜に焼かれたい!
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PROFILE

vanilla chair まえをけいこ。

Author:vanilla chair まえをけいこ。
絵本作家、雑貨作家、
高円寺雑貨店vanilla chairバニラチェアー店主。
オリジナルベビー服のデザイン製作、雑誌のスタイリング、店舗プロデュース、ディスプレイ等幅広く手がける。
愛犬モンポウを溺愛、並びに昭和アイドルをこよなく愛する一面も。

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